COSO

COSOとは、「Committee of Sponsoring Organizations of the Treadway Commission」の略です。
アメリカで設立されたコンソーシアムで、トレッドウェイ委員会組織委員会のことです。COSOは、ビジネスの倫理観を高め、内部統制を実施し、企業統治などを目的としています。
1980年代頃、企業破綻が相次ぎ、内部統制をいかに定義し、枠組みを考えていくかが課題となっていたときに、COSOが考え出されました。

COSOフレームワークは、内部統制のフレームワークで、世界標準のものです。
COSOフレームワークでは内部統制を、業務の効率性・有効性を達成し、財務諸表の信頼性を高め、関連法規を遵守すると定義しています。
さらに内部統制を「統制環境」「リスク評価」「統制活動」「情報と伝達」「モニタリング」の5つに分け、評価基準としています。

株主の立場から、徹底的に内部統制を行ってもらい、COSOフレームワークを下地にした指針が各業界で使われています。
日本でも、金融監査マニュアル等に使われており、その影響力は甚大です。

日本版COSOにおいては、目的に「資産の保全」が、構成要素に「ITへの対応」が追加され、4つの目的と6つの構成要素になっています。

COSOフレームワークがあまりに有名なため、COSOフレームワークそのものをCOSOと呼ぶ場合もあります。

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