【事例・ユースケース】システムインテグレーター クラウドサービス事業者への転身ユースケース

事業拡大に伴い、従来までの業務システムとExcelの組み合わせ処理では対応しきれなくなりGRANDIT miraimilを導入しました。GRANDIT miraimilは情報サービス向けのクラウドERPでありプロジェクト別採算管理や工事進行基準への対応しているため、業務にあったシステムをコストを抑え短期間で導入できました。

想定企業イメージ

事業内容 ・システムインテグレーション、エンジニア派遣サービス、クラウドサービス事業
・収益力強化のためクラウドサービス事業を開始したが、従来とは販売管理、会計管理の考え方が変わるため業務システムを情報サービス業向けのクラウドERPに刷新
年商規模 40億円
従業員数 200名(情報システム管理者2名)

事業概要

同社は多くのIT企業がそうであるように創業以来システムインテグレーション、エンジニア派遣サービスといった人月ビジネスを中心に業績を拡大してきました。一方でクラウド、サーバーレス、マイクロサービスなどの進展により、ソフトウェア開発や提供方法が変わりつつあること。IT人材不足による人月ビジネス自体の見直しなど、ITサービスへの需要が変化することが予想されており、新たな収益力の強化を急ぐ必要がありました。
そこで同社が展開を始めたのは自社が開発してきたシステムのノウハウを生かしたクラウドサービス事業です。クラウドサービス事業が軌道に乗れば、安定した収入源を確保できるので収益性が高まると考えたようです。

導入前の状況

導入前はクラウドの会計サービスとオンプレミスの販売管理・人事管理システムを利用していました。もともと展開していたシステム開発や派遣サービス事業の業務処理はExcelを活用しながら、対応できていました。しかし、新しく始めるクラウドサービスに関しては従来とは会計管理と販売管理の考え方が変わるため、Excelでの処理がさらに煩雑化することが予想され、この機会に業務システム全体のリプレイスを検討し始めました。

導入前の課題

  • 新事業開始にあたって、現行の業務システムとExcelの組み合わせ処理では処理が煩雑になり、各業務部門の負担が増加し、締め日に間に合わない可能性も出てきていた
  • 今後事業が拡大したときに、さらに業務部門への負担が増加することが考えられ、各業務処理の効率化が求められていた
  • クラウドサービスのSLAを向上させるため、付随する業務システムも全面的にクラウド移行し、BCP対策を強化する必要がある

導入モジュール

経理、販売、債権、債務、人事、プロジェクト原価管理

導入期間

導入決定から3か月で本番稼動

導入コスト

月額85万円

導入メリット

自社のサービス型業務の拡大に適したクラウドERPを短期間で導入できた

GRANDIT miraimil導入後は、複数のシステムやExcelで行っていた処理をクラウドERPに統合することができ、業務の負担を軽減することができました。また、GRANDIT miraimilは情報サービス業向けのクラウドERPのため、プロジェクト別採算管理・工事進行基準への対応、サービス型取引を実現する継続取引管理機能を装備するなど、当社の業務にフィットしており、少ないカスタマイズでの導入が実現できました。GRANDIT miraimilはクラウドERPということもあり、初期コストを大幅に抑えることができ、短期間で導入もできたためとても評価しています。

災害時の対応を強化できた

クラウドサービスの運営サーバーも東日本と西日本のクラウド上で運営し、万が一のサービス停止時に他方に自動で切り替えられるようにしています。同様に連携する業務システムも東日本と西日本のクラウド上で運営し、万が一の際に切り替えられるようにする必要があります。
GRANDIT miraimilの場合は、東日本のクラウドサーバーが何らかの理由で使用できなくなった場合でも西日本のクラウドサーバーで使用を継続できるため、その点も心強いです。GRANDIT miraimilであればインターネット接続環境があれば、オフィス以外でも場所を選ばずに業務を行うことができるため、災害時の対応も強化できたと考えます。

クラウドERP「GRANDIT miraimil」について知りたい方は まずはお気軽にご相談ください